TOEFL試験概要(2023年7月改訂版)
TOEFLテストとは
2時間120点満点の英語のテスト。受験者は英語圏(特にアメリカ・カナダ)の大学や大学院の出願者がほとんどでした。近年、日本の高校・大学、大学院受験の際に利用されることも多くなってきました。
Reading(36分 配点30点)
アカデミックな内容の文章2題✖️設問10問
それぞれ800語弱の文章。内容は英語圏の大学の教養課程からですが、分野は多岐にわたります。問題形式は主に、内容を問う四肢択一問題、文挿入問題、そして要約問題です。ようやく問題は最後ですが、配点が大きいので文章全体を把握しながら設問を解く必要があります。
2題で36分の設定なので、時間配分としては1題18分間です。
アカデミックな文章は基本的に
- Introduction(導入)
- Body ✖️2、3(理由と根拠)
- Conclusion(結論)
で構成されています。Introduction(導入)は文字通りその文章をどうやって導くのかの指標ですので、しっかり読み込みます。Body(理由と根拠)はトピックセンテンス(原則最初の文章)を読み込みます。その後にトピックセンテンスのサポートがありますが、これは設問を読みながら答えを探していく形で読むといいと多います。
Listening(41分 配点30点)
Set1 会話問題✖️設問5問、講義問題✖️設問6問
Set2 会話問題✖️設問5問、講義問題✖️設問6問、講義問題✖️設問6問
メモを取ることができます。四肢択一問題がほとんどです。内容は大学生の会話や講義など、学生生活に関するものです。
Speaking(17分 配点30点)
Independent Task1問
Integrated Task3問
Independent Taskは、掲示される意見に対して自分の意見を述べるもの。45秒で100語くらいを目指す。回答時間は45秒だが、Introduction(導入)とBody(理由と根拠)を入れること。
Integrated Taskは、リスニングとリーディング、もしくはリスニングで得た内容をもとに、設問に答えたり、話者の考えを要約するものがあります。回答時間は60秒です。
Writing(30分 配点30点)
Integrated Task1問
Academic Discussion Task1問
Integrated Taskはまず文章を読み、その内容に関するリスニングを聞き、情報を要約します。20分で150~225語の文章を書きます。メモが取れますので、リーディングとリスニングで比較できるようにメモをうまく使いましょう。
Academic Discussion Taskでは教授の質問があり、その後クラスメートの意見が書かれています。質問に答えながらクラスメートの意見を絡める形で、10分で100語以上の文章を作成します。
サンプル問題を解いてみよう!
iBTはコンピュータで行うため、操作の仕方がわからないと問題に答えられなかったり、時間をロスしたりしてしまいます。必ずサンプル問題で不安をなくしてから本番に臨みましょう。
TOEFLホームページ
日程、会場、申し込みなどはホームページから行います。