英語教育

ローマ字は小学校と中学校で違う

some【ソメ】と読み始める、またはgamegamuとmの後は例外なく最後にuをつけ始め、音読が日本語化(すべての音に母音を付ける。brをburuっていったりする。)する小学3年生。そう、学校でローマ字を習うのです!!

それまで英語が読めてなかった子にとっては、ローマ字がちょっとした補助となって読めるようになったり、固有名詞が書けるようになるので、英作文の時に「○○ってどう書くの?」ぜめにあうこともなくなり、いい面もたくさんあります。なので、ローマ字学習、もちろんしっかり取り組んでほしいです。でもそれまでに英単語が書けている子は、しばらくの間スペル間違いなどが増えるかな。

そもそもローマ字は、ローマ字というだけあって、ローマ帝国時代にラテン語を発音するためにできた字。日本だけでなく、アルファベットを利用しないアジアなど沢山の国で、自国の言語を外国人が発音できるように利用されています。

ちなみに、中学に入るとまず英語はローマ字から入るのですが、ここで習うローマ字は小学校で習うローマ字とは少し違います。

小学校で習うローマ字は訓令式
中学校で習うローマ字はヘボン式 です。

例えば、小学校では、

【尺八】なら syakuhati

ですが、これだと、外国人が見ると「スィァクハティ」などと発音してしまうでしょう。
そこで、ヘボンさんの作ったヘボン式(中学校仕様)で、つづると、

shakuhachi

となり、本来の【尺八】に発音が近くなります。

主な違いは、

【しゃしゅしょ】sya syu sho → sha shu sho
【ちゃちゅちょ】tya tyu tyo → cha chu cho
【し】si → shi 
【ち】ti → chi
【つ】tu → tsu
【ず】zi → ji

などです。

教室で使っているテキストはヘボン式になっていますので、小学校の教科書と比べてみてください。