教室の活動

英語お悩みあるある

来週は参観会です。

基本的には7月の参観会は、4月から始まった新クラスの雰囲気を普段のまま見てもらう機会と位置つけています。といっても子ども達の様子はいつもと違い、緊張してしまって話さなくなるパターンや、逆に張り切りすぎてハチャメチャな子までいろいろ…。子どもにとってはこちらが思う以上に一大イベントの様です。

さて、いつも頂く参観会出欠アンケートですが、通信欄にコメントを頂いてもなかなか当日は時間の余裕がなく、ご返事することができませんので、今回はこちらでよくあるご質問やお悩みなどを中心に取り上げたいと思います。

ちなみに今回は、いつも頂く、「宿題をしません」系のコメントがなかったです。確かにレッスンで見ていても、うっかり、はありますが、宿題自体を毎回のようにやらない子はいないように思います。それどころか、「声をかけなくても自分から宿題をするようになりました!」なんてお声も。お家での習慣づけへのご協力、感謝します!!

お悩みでないのでこちらでは紹介しませんが、「楽しく教室通っています」「積極的にCD聞いています」「日常生活で英語が出てきます」など、子どものやる気を感じる一言をくださる方もたくさんいて、うれしい限り。私にとってはこれ以上ない励ましのお言葉です!!

以下、今までもよくあったご質問を載せました。ご参考まで。

 

アルファベットが四線に沿ってきれいに書けません。

アルファベットを四線上に正しく書くのは難しい。ということをまずご理解ください。1,2年生では、よほど練習しないと四線を意識して書くことができません。四線が助けになって書けるようになる子もいるので定着させたいとは思いますが、テストなどで直されて、少しずつ書けるようになればいいと思います。

ちなみに字に関しては、私自身が速筆、汚筆なので、すみませんが許容範囲が広いです。きれいに書かせたいあまり、ただでさえ字を書くのが嫌いな子に、消しゴムで何度も消させて書かせるのは逆効果。読めるかどうか、テストなど他人に向けて書かなければならない時にきちんと書けているかどうか、が判断基準(私の)です。お家で、「え?こんな汚いのOKなの?」と思われましたら、ご指摘ください。

 

単語(スペル)が覚えられません。

スペルが苦手な子の共通点は、読む(音読)のも苦手、なことです。特にフォニックスを用いて書けるライティングレベル③、④が書けない子は、読めていないことが多いです。(練習不足で不合格な子は別です。)

読む(音読のことです。内容理解のことではありません。)のには、R遺伝子とかが必要なんじゃない?って思うくらい、読むのに何の苦労もない子とそうでない子がいます。もう、読むのが苦痛で苦痛で、字を追うことさえできない!という子もいます。英語は日本語と違ってそのままの文字の発音で読むことができないので、そういう子にはめっちゃ嫌われます。

まずはお子さんのR遺伝子レベルを見極めましょう。5段階評価にするとR遺伝子5の子は、ほっといてもどんどん読みます。園児でもストーリーブック読み始める子がいますので、ほんと遺伝子。仕方がない。R遺伝子1の子は、時間がかかりますのであの手この手で慣らします。慣れがものを言いますので、「あ、うちの子R遺伝子低め!」と思われたら、早めに慣らしに入ると先が楽です。単語帳を作って頻繁に読んだり、看板の英語(名まえなど意味のないものでもOK)を読んだりして、日常生活で英語を読む意識づけを。

といっても苦しい読みの練習を無理にさせて英語が嫌いになったら大変。長いスパンで考えると読みが遅い子は、英語耳がよくなるというポジティブな面もありますので、気にしないのも一手です。ちなみにR遺伝子0の子(読めるようにならない子)は今までお見かけしたことがありません。

※R遺伝子は実在しません。

 

書くのが嫌いです。

書く、といっても前述のアルファベットや単語ではなく、作文のことかと思います。過去形を習うIPクラス後半から英語日記が始まったり、高学年になるとライティングテストが英作文だったりと、お家で作文の練習が増えます。

教室では小6のクラスで、出来事⇒自分の意見⇒意見の表現 の練習を英語でします。レッスンでは口頭ですが、この練習が自分の意見を持つ、そして表現する、そして書く、などの自己発信の助けとなっていきます。時間がかかりますので、ゆっくり見守ってください。

英語に限らず、作文は、自分の思いを口にする機会が多いことや、人に伝えたくなるような出来事があるなど、普段の生活が大きく反映してきます。何も伝えたいことがないのに、ただ書くのが好き、なんて人はいません。日記も、いろいろ自分で英語を調べて出来事をたくさん報告してくれる子と、いつもいつも「I went to school. It was boring.」の子がいます。何かを発信したいと思うような経験をする、思ったことを口に出す、家族と会話する機会を増やす、ということが大切かなと思います。

 

家庭学習で、宿題の他に何をしたらいいのかがわかりません。

本人の興味に沿った英語を日常に組み込む、ということに尽きますが、あまりにも選択肢があり過ぎてここでは書ききれませんので、英語を日常に取り入れる一例として、おこがましくも我が家の(つまり娘の)英語生活を載せておきます。

白状しますが、娘は英語教室の宿題を週一で適当にすませていました💦ライティングテストも熱心に練習していたのを見たことはありません…。すみません。ここまで一日一聞!なんて言っておいて。

ただ、英語に触れるだけなら毎日です。

まず朝起きると、ラジオ英会話が流れていますし、朝食中は我が家のAI、アレクサ様がアルクの英語ショートストーリーを読み上げます。夜はLINEで私が送る英語の面白動画を見たり、字幕で海外ドラマをほぼ毎日見ています。

特に勉強として取り組むわけではなく、単にふわふわ英語があるという生活なのですが、毎日なのでそこそこ層をなして、思った以上に彼女は今英語使いこなしています。

毎日するなら、気負わない、効果を追い求めない、が鉄則。何か一つでも日常生活に気楽に取れ入れてみてはいかがでしょう。

 

「英語楽しい?」と聞くと「楽しくない。」と答えます。

う~ん。悲しい。

でもこのコメントを頂く方のほとんどが、比較的レッスンでは楽しそうなのです…。子どもってわからない。

これは、何が楽しくないのか、ですね。

英語教室に行くのが面倒:
長く通っていただいている子の中にも、行きたくない時期が一度や二度あるでしょう。低学年だと遊びたいのに~、とか。小学3、4年生だと英語自体も伸び悩み、やる気がおきない、とか。このケースであれば、楽しくなるまで待つしかないかな。

英語自体が嫌い:
いるのかな…。低学年のころは遊びの中の英語だったのに、ふと英語そのものに向き合わないといけない時期がきて、嫌になってしまうということでしょうか。おそらくこの英語教室で英語が嫌いな子は中学でもっと英語嫌いになっちゃうから、本当は頑張っておかないといけないところですが、逆にスパン!と英語は諦める、という手もありますのでご無理なく。

先生・クラスメートが嫌:
英語教室かクラスを変えてみましょう。

宿題がしたくない:
多いです。宿題してないから行きたくない。練習してないからピアノ行きたくない、ってのと同じですね。宿題は習慣づけましょう。

聞かれたので、とりあえず楽しくないって言っておく:
自分から言い出した場合は本当に楽しくないのでしょうが、聞かれたのでとりあえず「楽しくない」って答える子います。教室でもうっかり「学校楽しい?」って聞いちゃって、「楽しくない」って返ってくるとしまった!と思います。学校も、楽しいこともあるし楽しくないこともありますよね。

原因をつきとめてください!

 

GTECのテスト対策はどうしたらいいですか。

英語の試験は、スキルを測るテストと、知識を測るテストがあります。GTEC(Juniorは特に)はスキルを測る比重の大きいテストかなと思います。聞いた英語をどれだけ理解できるか、自分のことをどれくらい英語で表現できるか、英語を大きな声ではっきりと発音できるか、など日ごろの取り組みから生まれる技能を測るテストです。中学の定期テストや、英検の筆記などは知識を問う問題なので勉強や対策が必須ですが、スキルベースのテストは日ごろの取り組みが命。そのまま受けていただければいいかと思います。あえて言うなら、集中する準備かな…。疲れちゃうような派手な遊びはテスト前にしないとか、英語モードに入るべく英語CDを聞くとか、ですかね。

 

宿題を一日で終わらせようとしてます。

語学の才能のある子と、特に才能はないがコツコツやる子、意外にも最後に勝つのはコツコツ派です。というくらい頻度が大切な英語。当然といえば当然ですね。英語圏の人が英語できるのは、英語の才能があるからではなく、毎日英語を使っているからに他ならないのですから。

なので、宿題を小分けにして頻度を上げるのは、かなり有効な手段です。ではありますが、一度でやってしまいたい子の方が多いでしょう。英語の宿題が一日で終わるなら、別の手段で英語を取り入れてみてください。上記にも上げましたが、他にもいろいろ手段はありますので、また個別にメールなどでご相談いただければ、その子にあった妙案が浮かぶかもしれません。

 

今回文章 長!

最後までお読み頂いた方にプレゼント差し上げたいくらいです。

では参観でお会いできる方は、楽しみにお待ちしております!