英語学習

拙者は○○でござる?

参観会真っ只中ですが、ごきょうだいで通って頂いている方は、改定前の教材で初年を迎えた子と、改定後に迎えた子の自己紹介が若干違っていることにお気づきでしょうか?

実は改定前は「My name is ○○」が基本だったのに対し、改定後のテキストでは「I’m ○○」が標準となっているのです。

ご存じかもしれませんが、数年前、My name is ○○. はネイティブには「拙者は○○でござる。」のように聞こえている、なんていう本が人気を博しました。この改定、ひょっとしてそれを真に受けて My name is は死語だと思っていた日本人がたくさんいたことと関係があるのではないか、と勝手に疑っています。

開校当初(9年前?)にも、体験レッスンにいらした方から、私が自己紹介をするのに My name is を使ったら、それは今は使わないのではないですか?と聞かれたことが数回あります。いやあ使うけどなあ、と思いながらも、確信がいまいち持てないまま今まできましたが、なんとご丁寧に、この表現が実際にどのくらい使われるのかを実験してくださった方がいました!☟

 

 

この、「この英語、ネイティブは使わない」的な書籍は、かなり売れるのか巷にあふれていますが、要注意です。ネイティブが使わないのではなく、筆者の周りの人が使わないだけであることが多いからです。

英語は世界中で使われている言語であり、ネイティブ、と呼ばれている方の中にもアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ…その他もろもろ出身の方がいますよね。言い回しは各国違いますし、国どころか地方によっても違います。年代や社会的な地位によってもずいぶん変わります。

例えば、私はアメリカイリノイ州の田舎町の大学の英語しか知りませんから、中学校の教科書に、Pardon? が出てきたときは、え?誰が使うの?と思いました。でも実際イギリスのドラマとかを見ているとよく使われていたりするので、「ネイティブは使わない」とは言えないわけです。

この手の書籍、読み物には面白いかもしれませんが、半信半疑でお読みください(^_-)-☆

ネイティブは使わない表現だとしても通じればいいし。