英語学習

留学するなら!

 

「お母さん、留学したい。」

とお子さんに言われたら、どうされますか?

英語を小さい頃から習っている子なら、実際使ってみたくなるのは当然。教室の子の中には「外国は危ないから行きたくない!」「家が一番!」という子もかなり多いんですが、小学高学年になると市などが企画している海外のホームステイなどに参加する子もいます。

高校に入ってから、大学で、社会人になってから、なんなら定年後でも。これから先気持ち次第でチャンスはたくさんあります。

確かに治安の面や気持ちの面で心配も多い留学ですが、海外生活の経験が少しでもあると、いざという時に外に飛び出しやすいです。これからの日本を考えると「保険を掛ける」という意味でもお勧めです。

外国の仕様に慣れてない人や、英語が苦手な人は留学代理店なるものを通して行くのが安心です。こちらも費用がピンキリ。ただ利用するなら、実績があって評判がいいところがいいと思います。安かろう悪かろうで、行ってみたら話が違っていた!なんてせっかくの海外経験が台無しになってしまいますから。自治体や学校が主催しているものなら心配はないと思います。

留学といってもいろいろで、期間は一週間くらいから、費用も場所を選ばなければ安いもので10万くらいから行けるところもあるようです。英語での留学はメジャーなのでたくさん種類があり、目的も様々。ざっくりと下にまとめてみました。

 

親子留学


文字通り、親子で行く留学です。子どもの対象年齢は園児~小学生。お子さんが現地の小学校や幼稚園、もしくは特定のプログラムに参加。大人はその間語学学校などに通います。語学力を問われないので敷居が低く、一緒に行くので安心。旅行より現地の人々や生活に触れることができるので、その国のことを学ぶ経験をしたい人にはお勧めです。通常一週間から1か月くらいの短期企画なので、英語力向上にはあまり期待をかけないほうがいいです。

 

ホームステイ


子どもが一人で外国のお家にお泊りします。同時に語学学校に通うといったプログラムがついたものもありますが、短期のものがほとんど。滞在先のご家庭(ホストファミリー)の良し悪しが明暗を分けます。よいご家族に当たると先々までご縁ができ、旅行の際には必ずそこに泊めてもらったり。ホストファミリーによってはお金を目当てに、なんてこともあるようですので、ホームステイをされる場合はきちんとしたエージェンシーを通して行うことをお勧めします。四日市市が毎冬募集をかけている2週間くらいのクリスマス休暇ホームステイは、小学5年生から行けたと思います。親子留学とちがい、ホストファミリーとの会話や日常のことなど、すべて自力でしなくてはいけないので、自立心と、その先の英語学習へのモチベーションがアップすると思います。

 

短期留学・語学留学


英語を学ぶことを目的に、数週間~1年くらいの期間海外の語学学校で学びます。語学学校でもいろいろあり、ダンスや料理といった他のプログラムが用意されているところも多く、他国の留学生との交流も魅力の一つ。学校へ行くことがメインになるので、その学校の企画したアクティビティーなどをチェックして、自分の好みにあった学校に参加できると楽しい。高校生なら一人でも参加でき、夏休みだけなどのプログラムで行けば学校を休んだり、留年したりせずにすみます。最近はフィリピンのセブ島などに語学学校がたくさんできていて、近いし安いしで人気です。日本人が多すぎるのが難ですが、たぶん語学学校はどの国も日本人が多いです。他の国の子と友達になったり、英語力を磨きたいなら日本人同士つるみすぎないこと。

 

交換留学


高校や大学から、姉妹校などの学校へ。ほとんどは一年くらいまでの期間だと思います。特に高校はあっちの生活にどっぷりつかれて、高校によっては日本の比じゃないほど過酷なスクールカーストにもまれ💦。短期間とはいえ英語力・生活力ともにめっちゃ鍛えられると思います。現地の友達ができて異なる価値観に触れる機会は大変貴重。学校から派遣される形になるので、一般的に低予算ですみます。そのかわり候補者がたくさんいれば選ばれるために語学力などを証明するものが必要です。留学先で取得した単位が、日本に帰ってきたとき認められるかどうかは学校によるので、事前に確認が必要です。認められない場合は一年留年という形になることもあります。

 

大学(院)留学


主に4年間、そのまま院へ進学すればもっと、海外で生活しながら勉強できます。英語力向上だけでなく海外の学位が取れるのは、その先の就職にも影響が大きいので(留学生枠のある企業も多い)やる気のある人はぜひチャレンジしてみてほしいです。大きな大学だと留学生のお世話をする人がいて、現地での生活に関するオリエンテーションなどを開いてくれたりします。でもその後は、銀行口座の開設(やってくれるとこもあります)、授業の登録、その他もろもろの手続きをすべて自分でやることになります。そのためリタイヤ率も高く、失敗しないためには行く前に英語力を鍛えておく必要があります。現在アメリカやイギリスなどの英語圏の大学は、英語力が低いと入りにくく、英検でいうなら準1級くらい必要。あと今は日本のデフレ続きで、かなり他国の物価や学費が高いです。

穴場は、大学の学費自体が無料の北欧の国(ノルウェーなど)に留学すること。もちろん生活には現地の言葉も習う必要がありますが、日常生活でも基本英語が通じますし、大学の授業は英語でするところがほとんど。物価は高いですが、学費無料は大きいです。ひどく寒いですけどね。

 

ワーホリ


ワーキングホリデーのことです。名前からして楽しそうなこのプログラム。現地で暮らせるくらいのバイトができる就労ビザを発行してもらい、1年~2年くらい滞在できます。これを留学とみなすのかどうかはおいておいて。海外で生活しながらお金が稼げる!というのはかなり魅力的。今からでも行きたいくらいですが、年齢制限が30歳までと厳しい… カナダやオーストラリアはバイトが見つけやすいので人気です。現地で働くだけの英語力に自信がない場合は、最初の数か月は語学学校へ、という選択肢もあります。

 

 

「お母さん、留学したい。」

と私が言い出したのは本当に突然で、それまで日本の大学進学を目指していた高校3年生の夏でした…

きっと驚いたことでしょう。親になってみていざ、そのセリフを娘が言い出したら…

すべての通帳を引っ張り出してきてお金と相談します。

 

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