先日、漫画家「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが亡くなりました。
最近は自分もそこそこの年齢になってきたせいか、昔からなじみのある芸能人の死の報を聞くことが多くなってきました。
ここ一年でも、桂歌丸、西城秀樹、野際洋子。毎日のようにテレビで見ていた人は、亡くなっていってもあまり実感がわかないものですね。前田健なんて、今テレビ見てて出てきてもなんの疑問も持たないと思います。
いつもは芸能人の誰それが亡くなったと聞いても、「そっかあ、死んじゃったんだなあ」と時代の流れを感じるなあ、くらいの感覚しかないのだけど、不思議と今回はなんかとてつもなく悲しい…。
まだ50代という若い死だから?乳がんという女性なら誰でもなりえる病気が死因だから?それもあるのかもしれないけど、今回は特別。
「ちびまる子ちゃん」は、作者さくらももこ=ちびまる子ちゃんで、なんかあのまだ小学3年生のまるちゃんが、死んじゃったような気がするのです!!
まだ、小学生ながら、シニカルな目線で周りの大人を見るまるちゃん。
まるちゃんが死んじゃった…。
さくらももこといえば、漫画だけでなく作家としても有名。彼女自身のことについて書いたエッセイを、学生のころよく読んでいました。
印象に残っているのは、漫画では愉快なおとぼけおじいちゃんの「友蔵」さんが、実はクソジジイだということ。亡くなった時ボロクソに書いているエピソードは、「まるちゃん」のダークな部分を覗き見たようでショックでした。あの漫画の中の楽しく優しい「友蔵」さんは、さくらももこの理想のおじいちゃんだったそうです。
本物のろくでもないクソジジイ「友蔵」を知りたい方は、「もものかんづめ」をお読みください。
あと、彼女はものすごい健康オタク(?)で、朝まず起きてした自分のおしっこを、健康のため飲む、というエピソード…。ぐろい! でもそれで一時「飲尿健康法」なるものが流行った記憶があります。ちょっと気になるけど、とてもとても自分の尿を飲む勇気はない💦誰か試されたことがある方は、効果のほどを教えてください!
飲尿療法の詳細をお知りになりたい方は、「さるのこしかけ」をどうぞ。
私もこれから作品全部実家からもってきて、読みながら死を悼むこととします。
小さい頃から大変お世話になりました。追悼。
教室の待合スペースにも「ちびまる子ちゃん」あるから、みんなもまた読んでね。