教室の活動

2018年度 GTEC Junior 結果まとめ

 

スコアが上がったり下がったりした今年のGTEC。

「わあい!上がった!(^^)!」

「下がった~~~( ゚Д゚)」

で終わらせず次につなげるためにも、結果報告を兼ねてこれからできることをまとめて行きたいと思います。

すでにステップアップ面談で保護者の方に先に結果をお渡ししてしまっているのですが、子どもたちとも別途機会を設けて叱咤激励したいと思っております(‘◇’)ゞ

 

受検者

GTEC Juniorは、小中学校単位での受験も可能となっていて、受検者はベネッセの英語教室だけではありません。

全国のベネッセの英語教室+私立小中学校(主に関東)が主な受検者で、
受検者総数2万人弱でした。

といっても、対象年齢が英語教室と小中学校では違っていて、

英語教室で受ける場合、

J1(GTEC Junior 1) を2・3年生、
J2(GTEC Junior 2) を4・5年生、
JP(GTEC Junior Plus) を6年生と中1生が受けます。

私立小中学校では、

J1(GTEC Junior 1) を5年生、
J2(GTEC Junior 2) を6年生、
JP(GTEC Junior Plus) を中1・2生が受けるそうです。

なので、現EP(小2)が、私立小中学の5年生と同じテストを受けているという・・・。もう少しなんとかしてほしい状況ではあります。

 

受検者の大半が都会の英語教室+私立小中学校!

と聞くと弱小三重県代表の我が教室としてはおののいてしまうのですが、全レベル(J1、J2、JP)で教室平均が全国平均を上回っていました!みんなすっごくがんばってる!!

都心では英語の授業が小1生からあったり、高学年ではすでに週3時間授業としてあったりと、英語熱の差は聞けば聞くほど大きいので、特に全国20%内に入ったトップパフォーマーは相当の頑張りがあったと思います。

GTEC Junior受検概要はこちら

 

今年の傾向

今回顕著だったのは、

① AP生(小6)でスコアが二極化した。

改定も6年生クラスまでいき、今年が初めてのAPクラスでした。コースブック、ワークブック共に大変レベルの高いもので、ついていくのが必死だった子もいたと思います。途中レッスン10分延長組を作ったりした後は大分持ち直しましたが、「ああ、わけわかめ~~~。」となりながらのレッスンだった日もあったのではないかと思います。高レベル教材についていった子は相当力をつけたのに対し、わけわかめちゃんだった子もいた。その結果だと思います。猛反省ののち、今後につなげます。

② テストのレベルが上がるIP(小4)、AP(小6)で、スコアが下がる子がいた。

全体的に、テストのレベルが上がる小4(IP)、小6(AP)では「わあわからん!」となってメンタル的なところからかスコアを下げてしまったと思われる子がちらほらいました。去年までは英検4級レベルのテストを受けていて、心構えもなく突然英検3級受けさせられた、みたいなものですから、「わああ」となるのはよくわかる。逆にレベルが上がってないのにテストのスコアを下げてしまうケースはほとんどいませんでした。

③【聞く・話す】と【読む・書く】の力がセット。

性格的に元々、きちっと納得するまでやるタイプやコツコツタイプの子は【読む・書く】のスコアが高く、レッスンでどんどん答える子や間違っていても結構平気なタイプは【聞く・話す】のスコアの方がよくなる傾向にあるようです。性格なんでしかたないし、どっちかで大きく伸ばし、苦手分野を引っ張っていってもらいたいと個人的には思います。ただ、中学校は今だ読み書き中心なので、【聞く・話す】偏重タイプには打てる手は打っておいた方がよいかな・・・。

 

来年度に向けた対策

結果を踏まえた私の課題としては、

① APコースからわけわかめちゃんを出さない。

② レベルが上がるテストを受ける子には脅しをかけておく。

③ 読む・書くが苦手な子のフォロー。

ですね。これらを中心に冬休みに計画を練って3学期から仕込みに入ります!

 

ご家庭で苦手なところや強化したいところを対策する場合、

聞く力=英語の理解力を高めたい:
テキストのストーリーを流し聞き。内容に触れる質問などをお家の人ができれば是非。基本的に宿題のリスニング形式のものはみんなきちんと聞いてやってもらっているので、それで十分です。テキストに飽きたらラジオの基礎英語やテレビ字幕版など、英語を聞く機会を増やすといいと思います。

スピーキングの瞬発力をつけたい:
英語の質問を振り(テキスト単元文の習ったところなど)即座に答える練習をする。IB以上はクリスマス会で一年間Q-Aレビューシートをお渡しするのでご利用ください。スピーキングはメンタル面が顕著に表れる複雑な分野だと思います。自信をつけることが一番大切なので、ここは何が何でも褒め褒めでお願いします。

読む力を高めたい:
低学年の場合、アルファベットや単語をカードに書いてカルタ取り。町の英語看板読みゲーム。Tシャツの英語読みゲーム。高学年はテキストの同じところを読めるまで繰り返して音読。ブッククラブに入る。高学年でさらに上を目指して内容理解を伸ばしたい場合は、英検問題集の長文読解がお勧めです。簡単と感じる級から読むのがコツです。

書く力をつけたい:
高学年になるまでは、ライティングテスト一点集中で練習。日記が始まったら日記をしっかり書く、ワークブックを理解しながら時間をかけて進める、だけで十分かと思います。中学コースになったら英文ライティングの形式を学びます。

どれも基本は、宿題をいい加減にせず理解しながら進める。が鉄板です。

 

テスト結果は次に生かしてこそ!です。来年度に向けて踏み出しましょう!