教室の活動

キュウリといってもあのキュウリじゃない、という話。

 

Sea Cucumber ってな~んだ?

先日教室の側面に貼ってあるホワイトボードシートに、Sea Cucumberの絵を想像して描いてもらいました。(時間のあるクラスは)

そして結果がこちら

まあ、普通こんな感じですかね。海に浮かんでるキュウリ?右の絵はどう見てもキュウリの一本漬け、屋台版ですよね・・・。

このキュウリ描いた人すごいなと思いました。キュウリってスーパーのはへたのところがきれいに取られていて、まっすぐなものばかり。キュウリときてこちらのへた付き+曲がったのを描いたということは、お家で栽培されているのかな?農家から直に買っているのかな?といろいろ想像を膨らませてしまいました。なんにせよきちんと食を考えていらっしゃるご家庭なのだと思い、感服の思い(‘◇’)ゞ

 

これは?

Seaのところに引っ張られた+キュウリとわかめの酢の物から連想したとみた。

ここまで来ると頭の中がよめないな・・・。

イミフなこの絵を描いたのは、他でもない我が娘です・・・。海を漂うキュウリ輸送船だそうで。どなたか彼女を理解できる方いますでしょうか。

さあ、いろいろと想像を巡らせてもらって頓珍漢な答えにほくそ笑んでいたましたが、答えを発表させて頂きます。答えは・・・

 

なまこ

です。

ええっ??どこがキュウリやねん!

って思った方もいらっしゃるかと思いますが、実は英語圏のお国のキュウリはこんなの↓

そう、えらく太い のです。

私たち日本人が思い浮かべるキュウリは、どちらかというとこれですよね↓

味は断然日本産がおいしいです。太くて皮が固くごそごそした外見のあちら産は、ご想像の通り味が薄く、正直わざわざ買って食べる気にはなりません。

日本のキュッとしまったキュウリに味噌付けてキュッと一杯!なんて幸せは、あちら産のキュウリでは叶えられません。

ちなみに、「なまこ」と答えられたのはたった一人でした。なまこ自体を知らない子もいました。

うちは姉が大のなまこ好きなので、お正月は生きたなまこを買ってきて調理します。あれ、普段はだら~んとしただらしない姿をしていますが、包丁を入れるとキュウウーって小さく硬くなるのです。それはそれは正月から気分の悪い思いをします。あれを見たあとに平気でなまこを口にできる姉には尊敬の念しかありません。

ところで豆知識ですが、なまこは古事記に登場するのをご存じでしょうか。アメノウズメという神様(アマテラス大御神が隠れたときに踊った女神様ですね)がある日海の生物達に、天に仕えるか、と質問をした。みな仕えると答えたが、なまこは答えなかった。怒ったアメノウズメは、なまこの口を刀で裂いた、という伝説です。神様ってほんと性格悪いですよね。

 

キュウリの他にも、同じ野菜でも見かけ、味が違うものはたくさんあります。

例えばナス。

ナスは英語でeggplantですが、教室でも初登場するとみんな、

「なんでegg?」

って思うみたいです。それもそのはず、日本のナスからはeggの印象は全くない。でもあちら産のナスはこんな感じなんです↓

おっ、ちょっと紫のeggみたい。と思いませんでしたか?

日本のナスよりかなり太くて丸いのです。最近は米ナスとして売っているのも見かけるので、こちらはそんなに驚きではないですが、もともとこのみたいな丸々した見かけからこの名前がついたと思われます。

 

あと、若干違うのはピーマン。あちらのは、味も見た目もパプリカの緑バージョンという感じです。

ハロウィンの野菜お化けコンテストに出場していたパプリカブラザーズを見て、これ緑のパプリカあったらかわいいな、と思いましたが、日本で売っているを見たことがないです。

パプリカは英語でbell pepper。ピーマンをgreen pepperっていいますもんね。実際はpepper(唐辛子)とは似ても似つかぬ薄味ですが、パプリカってpepperから辛み成分を抜いて栽培したものらしいです。

 

というわけで今回は、野菜といっても様々です。というゆる~いお話でした。