子育てしていると心配事は尽きないですよね。
私は元来行き当たりばったりで無鉄砲な性格なのですが、娘のこととなると心配性ぶりをかなり発揮します。
特に夏休み。家にいる間中スマホの画面見ながらニヤニヤしている我が娘に、
「そんなにダラダラしてて大丈夫なの?宿題終わるの?実力テストあるんじゃないの?」
といちいちうるさいし、
ネットで知らない人間関係がどんどんできるのを見て、
「一緒に遊びに行って大丈夫?どんな子?男の子?女の子?」
って根掘り葉掘り聞きます・・・。
自分自身は学生の頃、今振り返ると恐ろしく危険な道を渡っていて、よく犯罪に巻き込まれなかったなと思うくらいです。自分のことは全く心配でないのに、他人のことが心配になるというのはどういうことなんでしょう・・・。
ところでこの心配事ですが、その9割は実際に起こらない、というのが定説です。
ネットで調べたら、まさにそのままの題名の書籍までありました。
私は読んでいませんが、ご興味がおありでしたら下記の書籍画像リンクから。
でも多分、本家本元はアメリカのミシガン大学で行われた調査の方だと思います。
9割が起きないということは、9割が単なる妄想に終わるということで、何とも非生産的なエネルギーを心配することに使っていることに唖然とします。
そして実際の問題が起ったときも、心配していた事と全く違うところから起こる。ことが多いそうです。つまり、
受験前だからってインフルエンザにならないか心配していたら、学校からの帰り道にコケて足を骨折して試験受けれなくなった。
みたいなことです。
そう考えると、心配というのは生産性のない行為ですよね。なのになぜついつい心配しちゃうんだろう・・・と疑問に思ったので心理学科出身としてテキトーに分析してみました。あくまでテキトーです。B型だからね。
心配の原因
物事の不透明性
長男長女はたくさん心配されて育ち、2番目以降は結構テキトーに育つ、というのなんかまさにこれですね。上は3歳まで甘いもの与えず育てたのに、下は1歳からチョコレート食べてる、みたいな。
これはまさに、初めて子どもを育てる、という何とも不透明感のある事象に対して抱く心配です。
もともとの性格
子どもをたくさん見ていると実感するのですが、小さい頃から男女問わず心配してなかなか新しい環境に踏み出せない子もいれば、後先考えず無頓着に行動する子までいます。
日本人は遺伝子的に心配性な人が多い、らしいです。そのためか今まで踏襲されて来た価値観を大切にし、新しいものには慎重です。日本の教育がなかなか変わらないのも遺伝子に起因するのかもしれないですね。
何かが起こった時に対処する自信がない
対処する自信がないと不安で心配になります。例えば、元気で体力がある時は災害があっても何とか逃げれるだろうと思えるので無頓着だが、病気を抱えたとたん明日地震が起こったらどうしようと心配でたまらなくなる、みたいなことです。よく歳を取ると心配性になったりしますよね。
心配性のメリット
「心配する」というのは、人間に本来備わった、生き延びる上で必要な機能の一つであり、もちろんそれなりの役割があります。全く心配がないと、かなり危険な人生を渡ることになるでしょう。
心配性だから得られるメリットは結構あります。心配性だからこそ、持ち物の確認を怠らず忘れ物をしない、とか、ミスが減る、とか、怪我が少ないとか。仕事がきちんとできる人には心配性な人が多いといいます。
心配性のデメリット
「心配する」ことは必要なことだけれど、心配のしすぎは禁物です。
挑戦しない
失敗を恐れて挑戦しなくなるのは、おそらく心配性の一番の弊害です。かわいい子には旅をさせろ、と昔の言い伝えがあるように、挑戦して学ぶことは多い。
しんどい
まあ、ほとんどが妄想なので、心配することが多ければ多いほど、無駄にエネルギーを使ってしまってしんどいです。
うるさい
私だわ・・・。心配するが余り周の人に対して口うるさくなります。言っても相手に伝わらないと、余計に不安になりさらに口うるさくなります。
心配性をなくすには
具体的に対策する
心配しても無駄だから心配するな!とか言われても無理ですよね・・・。心配性の性格は直せないので。できるだけ事前に対策をして不透明性を消し、対処ができるだけの自信を獲得するのが一番現実的です。
夏休みの終わりにちなんだ例を出すと、
「子どもが毎日ダラダラして宿題が終わるか心配」
なのを解消するには、終わるように日々の計画をあらかじめ立て、計画実行する約束をする。ということでしょうか。何かあっても何とか対処できるように余裕をもって計画を立てて、実行できるという自信をつけるのも同時に大切です。ガチガチの計画はできなかったとき自信喪失につながり、心配事が増えますから。
ということで英語学習で心配のある方、一日10分でも英語やる計画立ててください~。不安が解消されるとともに、子どもの成長がみられる!一石二鳥ですよ~。
ちなみに私が若い頃無鉄砲だった一例として、大学時代、仮免の身で4トントラックを運転し(アメリカでは合法)高速で3時間のシカゴまでお引っ越ししたことがあります。よく生きてたわ~。
今では娘が四日市ドームに自転車で行くというだけで、事故らないかな・・・とか心配するように。いつからこんなにちっちゃくまとまっちゃったのかしら。