その他

本場アメリカの華やかなハロウィンとその裏側

 

日本でも数年前からかなり本格的にイベント化してきたハロウィンですが、こちらのハロウィンはまだまだ子供だけのもの。幼い子供が「Trick or Treat!」って言いながらかわいい仮装でお菓子をもらいにくるという、ほほえましいイベントです。

それに引き換えアメリカは、本格的な家のデコレーションや仮装、華やかなパーティー、大都市の仮装パレード。大人も全力で取り組みます。

9月下旬くらいからスーパーはデカかぼちゃだらけになり、人々は仮装の案を練り始め、ホームセンターはかなり怖い飾り物がズラー。10月31日には、大人も本格的仮装をしてパーティーへ。昼間っから仮装をして仕事をしている人もいます。

本場アメリカのハロウィンは、なんといっても家のデコレーションが見もの。

 

子どもが泣き出すほど怖いデコレーションにしているところもあります。あまりにリアルな死体を庭に飾ったため、殺人事件現場と思った隣人が警察を呼ぶ、なんてことも。

Halloween prank

でグーグル検索かけるとすごいの見られます。

 

あとお金も相当動きます。ここまで金かける?っていう豪華な荘園の動画がこちら↓

 

ニューヨークでは世界最大のハロウィンパレードが行われます。

ビレッジハロウィンパレードは、素人のパレードとは思えないほどの粒ぞろい。毎年5万人ほど集まるそうです。↓

当然子ども達も様々なものになりきってお菓子をもらいにご近所を回ります。

 

でもハロウィンは、楽しいだけのお祭りではありません。やはり、仮装(正体がばれない)夜(アドレナリンが出てハイになる)不気味な雰囲気(周りお化けだらけ)、と揃うと当然ながら犯罪が多発するわけです。渋谷でも毎年仮装して暴徒化した若者が事件を起こしてニュースとなっていますが、アメリカも地域によっては大問題になっています。

ハロウィンに乗じてティーンがするいたずらがまた、日本と規模が違います。極悪非道なんです。

 

EGGING(生卵を家や車に投げつける)

よく海外の政治家が卵を投げつけられてるのでご存じがの方もいるかと思いますが、eggという名詞が動詞化するほど一般的ないたずらです。子どもに卵を売るの禁止になる州もあるくらい。

 

 

PUMPKIN SMASHING(カボチャを家に投げつけられる)

卵がだめならとカボチャを投げつける場合も。卵もカボチャも、翌日家主は掃除が大変なのです・・・。

 

TOILET PAPERING トイレットペーパーを大量に庭の木や柵に巻かれる)

雨が降る前に取る。トイレットペーパーだけを焼く。など、こじらせると大変なので、いろいろ対策ノウハウが出回っています。

 

MAILBOX BASHING (野球のバットで家の郵便受けをたたき壊す)

アメリカの映画でお馴染みですね・・・。bulletproof box(防弾ボックス)で予防。タイヤのリムかバケツにコンクリートを入れポストを固定する。大きなポストの中に小さなポストを入れ、隙間をコンクリで埋める。コンクリを使うとバットをもって思いっきり叩いたらいたずらする本人も相当ダメージをくらってほくそ笑むことができる。など、いろいろ対策が講じられています。日本と違って、あっちのは各家の庭先にポンポンと孤立して並んでおり、標的になりやすいのでしょうね。

 

GRAFFITI(家に落書きされる)

これはハロウィンに限らずよく街中でされるので、特別なリムーバーが売っています。お菓子あげないとNO CANDY???などと書かれます。

 

これらのいたずらは、お菓子を用意しなかった家にされるので、この時期は、「Trick or Treat」(お菓子くれなきゃいたずらするぞ)という言葉が忠実に守られている、ことですかね・・・。さすが行動力のあるお国です。

アメリカに比べると、日本のティーンは大人しいですね。