先日ブッククラブミーティング@自宅が終了しました。
今回は年末ということもあって、年賀状でお家の人にお勧めの洋書を紹介する、という活動を行いました。↓
相変わらずオックスフォード・リーディング・ツリー(Oxford Reading Tree)が人気です。
ブッククラブの書籍はレベル別に色分けしていて、それぞれのレベルで様々な種類の洋書を用意しているのですが、すべてのレベルに登場するのがオックスフォード・リーディング・ツリー、通称ORT。
ORTは、イギリスの小学校の8割が採用している、日本でいう「国語」の教科書です。レベルが0~9まで分かれていて、簡単なものは文字さえなく、絵を見て「お話」するのに使われます。一番難しいものであれば中学生でも。
お家で英語子育てしている方が、よく利用しているのもこちらです。しっかりレベル分けしてあるとところ、CDもついているところ、アプリやDSのソフトなどにも登場していること、ワークブックもあるなど、さすが教科書として使われているだけあって、教材が豊富なので使いやすいのです。そして何より子どもにとってお話の内容が面白い。
オックスフォードと名がつくのでご想像の通り、イギリスから来た絵本です。そのため中の英語がイギリス英語です。意外と知られていませんが、イギリス英語とアメリカ英語は発音だけでなく語彙や綴り、たまに文法も結構違ってきます。例えば…
まず、「Mum」はお母さんのことですが、アメリカ英語では「Mom」とつづられます。そしてこの馴染みのない「cross」という英語ですが、「怒った」という形容詞です。アメリカ英語で言う「angry」のことです。ちなみにこの「怒った」つながりで言うと、「mad」はアメリカ英語では「angry」と同じで「怒った」という意味ですが、イギリスでは「crazy」と同義で「狂った」という意味合いで使われることが多いです。
ちなみに上の図のくまさんのお人形にご飯をあげている男の子が主人公のKipper君です。彼はのちに成長し・・・
左の眼鏡をかけた少年になります。英語のレベルと共に成長する子ども達もまた見ものです。
Kipperの両親がまた楽しくて、イギリスならではのユーモアが楽しめます。
上は子ども達に水を掛けたくって楽しむ父に、最後母が平生とした表情でとどめを刺すというくだり。思わず( ̄m ̄〃)ぷぷっ!って吹いちゃいます。
シリーズのあちらこちらにちりばめてある「眼鏡」を捜すのも楽しみ。
こちらのORTシリーズはブッククラブの図書にしかありませんが、長い休みなどにブッククラブには入ってないけど読んでみたいなと思う子はお声かけください。数冊お貸しすることができます。数冊セットまとめてあるCDもありますので、音声で聞いてみたい子はこちらをどうぞ。