きましたね・・・コロナウィルスの日本本格上陸。現在(2020年2月15日)の時点で北海道から沖縄まで6都道府県で感染者がおり、ここら辺では我らが三重県、愛知県、和歌山県で発症者がいます。検査してもらえた人自体少ないので、実際はもちろんもっといます。
来てしまったものはしかたがありませんので、私たちが今できることとしては
正しい情報を得ること
できる範囲で予防すること
免疫力をつけること
だと思います。中国を見ていると事態の変化が早く、情報はどんどん変わりますので現時点で分かっていることを国内外の情報網からこちらに記載します。ネットの情報ですのでご参考までに。
正しい情報を得ること
ネットで感染に関するあらゆる口コミ情報や、中国での悲惨な様子がアップされているのを見ると不安にもなりますが、偽情報もかなり混じっているようです。とりあえずはパニックにならないよう、正規の情報を確認しましょう。
国内正規の情報まとめ
・潜伏期間が通常で5~6日間、長くて14日間とされている。潜伏期間中でも(症状がなくても)人に感染するウイルスである。症状があるときが一番感染しやすい。
・症状は咳、鼻水、熱などインフルエンザや風邪と似ている。感染に気付かない可能性もある。
・持病がある人、高齢者は重症化の可能性がある。
・中国湖北省または浙江省から帰国の場合は、感染の疑いがあるので潜伏期間とされる14日間は重症化してしまう可能性のある高齢者や持病の人との接触をさける。
・感染してしまった場合の治療薬はまだなく(海外ではいろいろ試されていますが)、対症療法(風邪などと同じような症状を緩和する療法)を行う。
・感染経路は今のところ、
①飛沫感染
感染者のくしゃみや咳と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染。結核やはしかなどのように空気感染(水分が蒸発した状態でも空気中に浮き続けて移る)はないとしていますが、中国ではエアロゾル感染も報告されています。
②接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた手で周りの物に触れ、そこを触った人が自分の口や鼻を触って粘膜から感染。
詳しくは下記をご参照下さい。
厚生省以外では藤田医大の下記ドキュメントが大変わかりやすかったです。
ちなみに三重県からはこのようなお達しがでていますのでお気を付けください。
不審なメールにご注意ください
新型コロナウイルス感染症に関し、地方公共団体からの発信を装った不審なメールが確認されています。 不審なメールがあった場合には、添付ファイルを開封したり、URLをクリックしたりせず、直ちに削除するようにしてください。
ちなみに、感染が疑われる場合は病院へ直接行っても検査してもらえません。以下への連絡が必要のようです。(四日市在住の場合)
・四日市市保健所 059-352-0594
・医療保健部薬務感染症対策課 059-224-2339(専用回線)
日本国政府以外の情報
とりあえずは我が国の最新発表を信用しておきましょう。
といっても海外での報道やネットを常に追っていると、個人的には日本との温度差を感じています。政府が楽観視しすぎなのか、逆にもう仕方ないと腹をくくっているのか、はわかりませんが、ちょっと問題から目を背け過ぎではないかと思ってしまいます。パニックを避けるためというのはわかりますが。
日本のニュースなどには、コロナ感染症は感染力がインフルエンザ程度、という意見もあります。でもそうであれば中国が経済を捨ててまで躍起になって感染地域の封じ込めをしたり、各国が感染国から来た人の出入り禁止を言い渡す、ということはないはずです。それはちょっと軽く見すぎではないかな・・・。持病を持っている人と高齢者しか重症化しない、というのもその判断を下すのは早すぎる気がします。武漢ではそうでない人も亡くなっているので。
検査キットの数が足りないからか、最近まで明らかにその症状がある人でも中国の一部に行った経緯や流行地域から来た人に接触のない人は、検査してもらえませんでした。そのため、本来の感染者の数字は国の発表しているものよりはずっとずっと多いはずです。検査で陽性が出た人も感染確認前に普通の生活をし電車通勤なども行っている方もいるとのことで、2次・3次感染も当然起こっているわけです。検査キットをもっと外国の医療会社から買えばよいと思うのですが、そうできないシステムになっているのかもしれません。
不安からくるパニックを避けましょう
欧米では、中華街が閑散としてしまったり、アジア人(中国も日本もあちらの人には同じですので)がコロナ感染者扱いで避けられたり、といった情報が流れてきます。アジア人でも現地に住んでいる人がほとんどですので、いわれのない差別なのですが、日本でこのようなことが起こることのないようにしたいところです。
当然日本にずっといる中国人は日本人と感染確率は同じです。現在日本からの中国駐在員は数万人とおりますし、春節(中国のお正月)に合わせて旅行に行かれた日本人もたくさんいます。中国人だろうが日本人だろうが関係ありませんので、根拠のない恐怖心は抱かないようにしたいものです。
あとマスクの過剰な買いためは行わないようにしましょう。現在の情報だと、マスクは感染者に使ってもらうことが大切です。予防のためにと買い占めて市場からマスクが消え、感染者や医療関係者に行き渡らなくなったらそっちの方が危険です。いざとなったら飛沫感染予防用のマスクは布でも作れます。空気感染の可能性が出てきた場合でも、結局安マスクはあまり効果ありません。といっても花粉症の人は買っておきたいですが・・・。
できる範囲で予防する
事実がどうあれ、私たち庶民にはどうしようもないことですので、できることをしましょう。まずは予防ですね。インフルエンザの予防と同じですが、おさらいしておきましょう。また、感染に気づかず人にうつしてしまわないよう気をつけましょう。
マスクする
飛沫感染のウイルス予防でマスクにできることは、
・人ごみで近くに咳やくしゃみをした感染者がいた時などに、粘膜にウイルスが直接付着するのを防ぐ
・ドアノブなどから自分の手などにウイルスがついた時、直に口や鼻を触わるのを防ぐ(きちんと防げているかどうかはその人次第・・・)
というところです。空気感染が確認された場合は逆に、市販の安いものではなくしっかりしたマスクが効果的です。
この時期になるとマスクをしてくる子ども達、たくさんいますが、教室で見ている限り4年生くらいまでの子の多くはマスクすぐ外しちゃいますし、湿気がかえって気持ち悪いのか手で顔をなで回したり、なんなら机の上に忘れて行ったりします。インフルエンザも、感染者が触って粘液がついた部分を手で触り、その手で口や鼻、目を触ることから感染することがほとんどです。マスクをしていてかえって顔を触ってしまう子は意味がないどころか逆効果になりかねません。ぜひお家でその旨お話下さい。
感染者がマスクをするのは感染防止の効果がかなりあります。咳やくしゃみでウイルスが周りに飛ぶのを防ぐことができるからです。この時期は花粉症もあって区別が難しいですが、咳が出る人や体調のすぐれない人は必ずマスクをしましょう。
手を洗う
感染者の粘液のついたドアノブやつり革などを触り、その手で鼻、口などに触れ粘膜から感染するのを防ぐために手を洗います。コロナウイルスはこの、物に付着してからの息がインフルエンザより長いという調査も出ているようです。
手は、適当に水にぬらすしてパッパって振って終わり!の人はかえって水で薄まったウィルスを広げる可能性があります。手を洗う時は「ハッピーバースデーツーユー♪」の歌を二回分の長さ歌って、その間しっかり洗いましょう。石鹸やアルコール消毒を使うのも一定の効果があるようです。タオルなどでよく乾かすのもお忘れず。
デパートのトイレなどによくある手の乾燥機(ハンドドライヤー)は、ウィルスをまき散らすという研究が出てますので、いろいろ流行るこの時期は使わないようにしましょう。
盲点のようですが、粘液のついた手であちこちを触って人にうつすのを予防するために、感染者の方が手をよく洗うのも結構大切です。ものについたウイルスは消毒用アルコールで拭くのが効果的だそうです。
人ごみを避ける
何といってもこれに付きます。といっても生きていくのにどうしようもないこともありますので、できるだけ。アメリカやシンガポールなどでは、学校が休校になったり、出勤無しの在宅勤務になっているところもあるそうです。この柔軟性うらやましい。
免疫力をつける
免疫力がないと感染症にかかりやすくなりますし、かかった時に重症化しやすいので普段から免疫力をつける生活習慣や食習慣を送ることが大切です。
しっかり寝る
我が家の家訓「寝れば治る」
というくらいうちは睡眠を大切にしています。免疫力向上にはもちろん、健康、ダイエット、成長ホルモン促進、昼間の集中力強化、アンチエイジング、様々な物事に大変重要な地位をしめるこの「睡眠」。最優先にすべき!というのが実家の母の教え(‘◇’)ゞ
スマホやゲームで夜遅くなっている子はおらんか~(なまはげ風)
普段でもなかなかに忙しい小中学生ですが、がんばってたくさん寝よう!
きちんと食べる
発酵食品、緑黄色野菜、キノコ類、海藻類、玄米やヨーグルトなど腸内環境をよくするものを意識して食べる。お菓子はさけて果物にする。バランスよく食べる。日々のお菓子の量が多い子や、好き嫌いが多くて食事のバランスが崩れる子は要注意です。
体温を上げる
平熱が36度を切っている人は免疫力が低くなっている可能性があるので、ひざ掛けやホッカイロを利用して体温を上げるようにするといいそうです。
平時から週に数日以上運動をする習慣をつける。湯船にゆっくり浸かる。体を冷やすもの(コーヒーとか)を控える。
もう少し流行り始めたら、教室での対応方針を更新します。基本は学校などと同じやり方になると思います。その間、お家内で感染の可能性がある方がいる時はご報告下さい。
この機に在宅勤務が盛んになったり、学校もオンライン授業とかが出来るようになったり、しないかなあ。
にしても、日本の公サイト見にくい!
中国語が読める方はこちらのサイトがいろいろわかりやすいです。