一年半ぶり、3週間あまりのオンラインレッスンお疲れ様でした。学校でもzoomによる授業が始まったことでかなりオンライン慣れされたご家庭も多かったですが、それでも大変ですよね。繋がらない問題とか聞こえない問題とか、特に夕方遅くなってくると接続問題が多くなった気がします。たまに私が消えてしまうことも💦
ひとまず学校も始まるということで、教室の一斉オンラインレッスンはここまでです。ただ三重県の緊急事態宣言は続いていますし、ご不安な方もいらっしゃると思いますので当面はオンラインの選択も可能と致します。オンラインと対面のハイブリット授業は、準備が必要なのでオンラインご希望の方はできる限りレッスンのある日の午前中までにお申し出ください。ご都合があって午前にはわからない方は、レッスン1時間前までを締め切りに仰っていただければ対応いたします。
さて、今日は長らく続いたオンラインレッスン中起こった出来事や良かった点、悪かった点などを総括して参ります!
オンラインレッスンの問題点
問題点①:接続
もう語り尽くされた接続ですが、もちろん一番の問題はWi-Fiなどの回線速度が遅いことです。ただ回線の問題は改善が難しいので(回線サービスを変える以外にないので)今回は機器に絞ってお話しします。
一つ言えるのは繋がりの良さだけで見るならスマホが最強です。特にiPhone使用の方が繋がらないケースはほとんど見かけられませんでした。一番接続に問題が生じたのはPCで、PCで一旦繋げたけど途中で弾き出されてスマホに変えてレッスンを受けた、というケースもかなりありました。また、接続が不安定だと、繋がっていても音声が聞こえなくなったりぶちぶち途切れたり、画面がフリーズしたり、ということがあります。ちなみに音声が聞こえづらい問題については、マイク付きイヤホンでかなり改善されますのでお試しください。
ということで個人的な印象からランキングつけると、
【接続ランキング】
1位:スマホ(iPhone)
2位:スマホ(その他)
3位:タブレット(iPad)
4位:タブレット(その他)
5位:PC
※機器は最新のものと仮定しています。
アップル社の回しものではありません。
問題点②:見にくい
zoomの画面は機器の種類によって変わります。レッスン用の大きな画面しか見えない場合もあれば、大画面とみんなの顔が小画面で見える場合も。この見やすさは逆にPCに軍配が上がります。PC仕様のzoomは、スマホやタブレットよるできることがたくさんあります。ホストになると顕著ですが、参加するだけの場合は特にこの画面の分割具合が重要かなと思います。
まずスマホだと、スクリーンが小さすぎてメイン画面でさえも見にくいです。機器によってですが、スマホの場合はメイン画面ではみんなの顔が見えず、スクロールしてやっと見れるタイプが多いようです。タブレットになると画面の大きさにもよりますが、メイン画面とクラスメートの顔が小さい画面で何人か見れます。PCも同様ですが、見れるクラスメートの数が多くなります。小画面がないと、お互いに質問しあったりする時顔が見えない相手に話しかけることになるので、ちょっと話しづらかったかなと思います。
あと、教材を映し出した時の見え方がだいぶ違います。今回は教材は手元の自分のものを見るようにしたので特に問題にはなりませんでしたが、オンライン上で教材を読まなければいけない場合などはスマホは小さすぎて見にくいです。(テレビなどにケーブル接続されている方は別です。)
【見やすさランキング】
1位:PC
2位:タブレット
3位:スマホ
問題点③:集中力
一番気になったのがこちら。オンライン授業の一番の難点は学力格差が広がることです。今回の休校中、四日市の小中学校は全てオンライン授業になっていましたが、高校はそれぞれで違っていました。主に、全く休校にならなかった、オンライン授業、映像授業配信、の三つに分かれたようです。オンライン授業というのは小中と同じでzoomなどのプラットフォームを使って授業を行うものです。映像授業は授業動画が配信されて自分で好きな時間に見る、というものです。学年によって分かれた学校もあったようです。
つまりは、生徒の学習意欲によって授業の仕方を高校側が考え、それぞれ適切なものを使ったということです。大変シビアなことを言うようですが、学習意欲が高い生徒は映像授業で自習した方が効率が良い、そこまで高くない生徒はオンラインでの同時進行が最適、そして現地対面でみんなと勉強することでやっと意欲がでるという生徒もいる、という現実があると言うことです。
これは英語教室でも同様でした。オンラインでも変わらず、もしくはいつも以上に積極的に集中してクラス参加していた子もいれば、スクリーンから突然いなくなって他事をしに行ってしまったりする子まで。宿題もやっておらず、画面から見えないところでその場でやっていた子とかも(すっかりお見通しですよ!)オンライン向けでなかった子たちの英語力、ほんの3週間でしたがちょっと心配です。
オンラインレッスンで良かったところ
よかった点①:個々で考える
オンラインレッスンの一番のメリットはこれだと思っています。いつもの対面レッスンはクラスメートたちとチームのように取り組むと言う側面が大きく、ひとりが分からなくても隣の子が助け船を出してくれたりして成り立っています。助ける方は自分の英語力も上がっていいのですが、常に助けられる側になってしまうと頼りすぎて自分で考えないという問題が発生します。
これが、zoomレッスンになると私との一対一でのやりとりが増え、それぞれが自分で考えなきゃと言う緊張感が生まれるのです。一人一人がよく考え、答えをひねり出していたので英語発信力の向上にオンラインが役立ったと思います。
よかった点②:メリハリがつく
オンラインだと、実は活動間の時間が短縮されて早くレッスンが進みます。これは親が世話を焼きすぎると子供が自分でやれなくなる、という子育てのNGに似ています。
対面だとテキストを出してないと私が見張っていて注意されるのですが、オンラインだと画面の外で何をしているのかわからないので該当ページが開けられているかどうかを確認しようがありません。そのためオンラインでは、テキストの該当ページを指定したら確認せず活動を開始していたのですが、それがかえってよかったようで比較的サクサクとみんな準備してました。
いつもは私がいちいちみんな開いているか確認して進めていたので、それに甘えて準備が遅かった子にも、早く準備しないと始まっちゃう!という緊張感が生まれました。普段準備で手間どるところでささっと進んだ、というのは思わぬオンライン効果でした。
よかった点③:マスクなし!!
久々にみんなの素顔が見れました!この一年半、マスクがあるためお互いの口元が見えない、発音がはっきり聞こえない、という英語教室にとって厳しい状況が続いていました。
特に低学年でフォニックス勉強中の時など、口の動きを確認して発音練習ができず「th」「f」などの口の形が重要なものはかなり適当になっており、Thursdayがかなり怪しくなっておりました。それの改善ができたのがなんとも嬉しかったです。
また対面だとマスクなのでその点では残念です。フェイズシールドにすると口元は見えますが、感染防止の観点からはあまり意味がないのでこちらでは利用しておりません。現在アマゾンで良い「口の模型」がないか探してます。
オンラインレッスン中の自主学習
オンラインでスタンプが押せないため、自主学習はその週にしてきた分を写メで撮って送ってもらうという方法をとっていました。おうちの方にはご協力いただきありがとうございました。いつものライティング練習以外の物を送ってきてくれた子もいて、ちょっと面白かったです。ご自宅にある別の英語の教材を利用したもの、英検の勉強をしたもの、中には自分の好きな歌手の歌詞(英語)を調べて書き写したもの(↑)を送ってきてくれた子もいました。思わず読み込んでしまいました。
ライティングテスト練習の促進のために始めた自主学習ノートでしたが、こうやって自分の興味のある英語に取り組める機会にもなったのはよかったなと思いました。私自身、好きな洋画を取り憑かれたように何度も見たおかげで英語力が劇的に伸びた経験があります。とにかく興味のある英語素材があったらどんどんのめり込んでいただきたい。そのためにこの自主学習が使えるなら一石二鳥です!
オンラインの今後
オンラインの継続利用のために
今回のコロナ渦でオンラインでの授業は学校でも進み、何かをネット上で行うというケースが増えてくると思います。現在でもオンラインが快適にできれば(そして英語ができれば)かなり色々な機会が転がっています。大いに乗っかろうという方はぜひ環境を整えることから始めてください。
環境改善①:スマホをメインにしない。
とにかく画面が見にくいです。うちのように音声に重点のある英語レッスンなどならいいですが、画面で文章を確認する必要のあるものなどはスマホだと相当しんどいです。スマホは繋がらなかった時の応急処置としてお使いいただくのがいいかと思います。
環境改善②:機器は安くても最新が良い。
デジタル機器の進歩が速いので、高い物を買って長く使うより、安いものがバージョンアップする時に頻繁に買い替える方が快適。とは言っても格安は全く役に立たないものもありますのでクチコミなどでリサーチが必要です。
環境改善③:回線サービスを考える。
繋がりがよく、サクサク動くオンラインレッスンほど快適なものはありません。今後オンライン利用される場合は回線速度の速いサービスに変更するものいいと思います。
災害時のオンラインレッスン
これから台風の季節です。今まで台風や地震などの災害時のレッスン休講は振替をしない(レッスンが一回なくなる)が基本でしたが、これからはオンラインでのレッスンが可能かと思います。ただ、災害時には接続が不安定になるとのことですので実現できるかどうかは分かりませんが、できる限り災害時もオンラインレッスンで対応したいと思います。
その他講座のご受講
現在すでに英検対策講座を毎土曜日zoomで行っています。年間3回ある従来型の英検試験日のうち、第2回の秋(10月)と第3回の冬(1月)に向けて講座の日程を組んでいます。募集時期にはご案内をお送りしていますので、ご希望の方は手順にそってお申し込みください。
どこにいてもできる、世界と簡単に繋がれるネットは、可能性が無限です。また何か思いついたらご提案します!